このMLB.comの記事の第3段落より。"His stuff is so good, he’s able to fight through these walks," Angels manager Joe Maddon said. "As he builds his command, you’ll see him pitch deeper into games. Teams have been willing to wait him out because they’re not able to square him up."
上記の文のstuff, walk, command, deeper into games, wait him out, square him upの意味は、下記の通りです。
解説
stuffは、
野球用語として英辞郎によると、《野球》球種、配球としていますが、この場合は若干違います。
例文では、球種、球質、配球、コントロール等「投球全般」を指しています。とくにピッチャーの場合、stuffがよく使われます。例えば、"He has great stuff tonight."(「彼の今夜の投球はすばらしい。」)のように。
walkは、
野球用語で「四球」になります。
commandは、
英辞郎によるとさまざまな訳がありますが、野球用語としては、〔言語などの〕自由に使える能力、駆使[運用]能力◆have a good/poor command of ~(~を操るのがうまい/下手だ)のように、能力が高い場合にも低い場合にも使うことができる。が一番適切です。「投球を自由に駆使する能力」ということになります。
ここで注意して欲しいのは、一見「コントロール」と同じだと思いがちですが、野球においては、command = controlではなくcommand > controlです。すなわち、commandは、もちろんcontrolを含みますが、球速・球威・球質も含まれるだけではなく、コントロールも非凡であると思ってください。
deep into gamesは、
野球の投手の場合、「長いインニング数投球ができる」になります。
wait outは、
英辞郎によると、〔危険などが〕過ぎ去るまでじっと待つなので、このwait him outは、「彼が(疲れて)失投するまでじっと待つ」ぐらいが適切でしょう。
square upは、
多くの訳がありますが、野球の場合は、「ボールをバットの芯で捉える」ということになります。なので、square him upで「彼の投球をバットの芯で捉える」です。ということで、例文全体の訳は下記のようになります。
「彼(大谷選手)の投球が素晴らしいので、四球を出してもピンチを切り抜けることができる」とエンジェルスのジョー・マッドン監督は言う。「コマンドが良くなるにつれ、彼はもっと長い回数を投げるでしょう。相手チームは、彼の投球をバットの芯で捉えることができないので、失投するまで待っているのです。」
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